頭皮の皮脂とは何?どんな役割がある?注意することは?
頭皮や髪の毛がベタベタしてしまうのは、皮脂のせいだとよく言われますが
そもそも頭皮の皮脂とは一体何なのか
なぜ皮脂が出てきてしまうのか
頭皮に皮脂が分泌される事によってどのような役割を果たしているのか
そして、頭皮の皮脂で注意しなくてはいけないことなどについて書いていきます。
頭皮の皮脂には、とても重要な役割がありますが、注意しなくては逆に頭皮の状態を悪くして抜け毛や薄毛が増える原因になってしまいます。
頭皮の皮脂とは何?
頭皮の皮脂が多く分泌されてしまうとか、皮脂が少ないから乾燥肌になってしまうとかよく聞きます。
そこで、皮脂とは一体何なのか
どこから出てくるのかというと
皮脂は、脂肪細胞が集まった脂質成分で色々な成分が混じっているのですが
その中でもトリグリセリドという中性脂肪が多くを占めている油みたいな物です。
皮脂は、細胞の内にあるもので量が増えてくると頭皮の真皮にある皮脂腺を通って毛穴から分泌されます。
頭皮の構造についてはコチラの記事に詳しく書いてあります。
毛穴から出てきた皮脂は、汗孔から出てくる汗と混じって皮脂膜という弱酸性の物となって頭皮を覆います。
イメージ的には、皮脂と汗は同じ場所から出てくるものって思いがちですが
実は違う場所から分泌されているのです。
そして、皮脂は身体の色々な場所から分泌されるのですが、頭皮が一番多く分泌される場所なのです。
頭皮の皮脂の役割はコレ
頭皮の皮脂がどういった物でどこから出てくるのかわかったと思います。
そこで、頭皮から分泌される皮脂はいったいどんな役割があるのかっていうと
・頭皮の水分を保ち保湿する
・頭皮の殺菌作用
・頭皮を滑らかにしてくれる
・頭皮をホコリや外的から守ってくれる
などです。
頭皮の水分を保ち保湿する
頭皮の水分を保ち保湿するっていうのは、皮脂が分泌することで皮脂膜によって頭皮は覆われています。
この皮脂膜が頭皮を覆ってくれていることで、頭皮の水分が蒸発してしまうのを防いでくれています。
皮脂がなくてただの汗だけだと、水分はすぐに蒸発してなくなってしまいます。
頭皮の水分が無くなってしまうと、頭皮が乾燥してしまい乾燥肌になって色々なトラブルを起こしてしまいます。
それを守ってくれて保湿してくれているのが皮脂膜です。
頭皮の殺菌作用
頭皮の殺菌作用っていうのは、皮脂膜は頭皮と汗が混じって弱酸性になっているのですが
この弱酸性が細菌などが繁殖しにくい状態を作ってくれています。
頭皮に細菌が多く発生してしまうと、頭皮の状態を悪くしてしまいますからね。
皮脂によって、頭皮に細菌などがくっつかないように守ってくれています。
頭皮や髪を滑らかにしてくれる
頭皮や髪を滑らかにしてくれるっていうのは、油があることによってどんなものでも滑らかな状態を保つ事ができますよね。
なので、頭皮に皮脂があるおかげで、頭皮や髪の毛も艶やかで滑らかな状態を維持出来ているのです。
頭皮をホコリや外的から守ってくれる
頭皮をホコリや外的から守ってくれるっていうのは、一日生活しているなかで多くのホコリだったり、外を歩いていると紫外線などを浴びます。
そのホコリや紫外線が頭皮に直接あたらないように守ってくれているのが皮脂膜です。
この皮脂膜が頭皮全体をバリアして守ってくれています。
これらの役割を果たしてくれています。
役割がなかったら、皮脂はただの老廃物になってしまいますからね。
頭皮の皮脂で注意することはコレ
頭皮の皮脂が汗と混じって皮脂膜ができることで、頭皮や髪の毛を守ってくれているっていうことはわかってもらえたと思います。
なので、頭皮の皮脂にはとても重要な役割があります。
しかし、そんな重要な役割がある頭皮の皮脂も注意しなくてはいけないことがあります。
それが
・分泌量
・加齢によって質が変わる
ことです。
分泌量
頭皮の皮脂の分泌量っていうのは、多すぎてもダメですし少な過ぎてもダメです。
頭皮の皮脂の分泌量が多くなってしまうと、皮脂が毛穴などに詰まりやすくなってしまい頭皮トラブルの原因になってしまいます。
逆に分泌量が少ないと、上記で書いた役割を果たすことができなくなってしまい頭皮トラブルの原因になってしまいます。
頭皮の皮脂の分泌量が多いことで起こってしまう髪の悪い影響については、コチラの記事に書いてあります。
加齢によって質が変わる
加齢によって質が変わるっていうのは、皮脂は実は年齢によって質自体が大きく変わってくるのです。
元々、皮脂は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸という成分から出来ているのです。
飽和脂肪酸⇒ドロドロの状態の皮脂
不飽和脂肪酸⇒サラサラの状態の皮脂
この二つがバランスよく混じって頭皮全体を皮脂膜が覆っています。
ドロドロの状態だとうまく広がらないですし、サラサラの状態だと広がりすぎてなくなってしまいますからね。
このバランスが、年齢を重ねること加齢によってドロドロの飽和脂肪酸が多く分泌されるようになってきてしまいます。
ドロドロの皮脂が多くなってしまうと、頭皮全体をしっかりと覆うことができなくなってしまいますし
皮脂が固まりやすくなって毛穴に詰まりやすくなってしまいます。
これらのことが原因で、頭皮や髪の状態が悪くなってしまったり、更には抜け毛や薄毛が増える原因にもなってしまうので注意しなくてはいけません
自分の頭皮の皮脂の分泌量が多いか少ないかをチェックする簡単なやり方については、コチラの記事に書いてあります。
まとめ
頭皮の皮脂とは何?役割はあるの?注意することは?について書いていきました。
頭皮の皮脂は、皮脂腺を通って毛穴から出てきて、それが汗と混じって皮脂膜を作ります。
その皮脂膜が頭皮全体を覆ってくれることで
・頭皮の水分を保ち保湿する
・頭皮の殺菌作用
・頭皮を滑らかにしてくれる
・頭皮をホコリや外的から守ってくれる
などの役割を持っていて頭皮を健康な状態にしてくれています。
なので、頭皮の皮脂はとても重要で必要な物ですが、分泌量が多すぎたり少な過ぎたりしてしまうと頭皮トラブルの原因になってしまうので注意してください。
頭皮の皮脂の分泌が多くなっていってしまう原因や対処法については、コチラの記事に書いてあります。
頭皮の皮脂の分泌量を抑えていくための対策方法については、コチラの記事に詳しく書いてあります。
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